2026.11.06
大きな窓は寒い?【宮城の注文住宅】冬も暖かい窓の選び方

この記事のポイント
- 冬に家から逃げる熱の約6割は窓から。暖かさは窓の選び方で大きく変わります
- 寒さ対策の基本は「樹脂系のサッシ」と「複層ガラス」の組み合わせです
- 大きな窓をあきらめる必要はなく、方角と目的に合わせて性能にメリハリをつけるのがおすすめです
朝晩の冷え込みが強くなるこの時期、「大きな窓にしたいけど、冬は寒くなりませんか?」というご相談を多くいただきます。結論からお伝えすると、大きな窓=寒い家ではありません。寒さを左右するのは、窓の大きさより「どんな窓を、どこに付けるか」です。
冬、家の熱の約6割は窓から逃げている
業界団体の試算では、冬の暖房時に家から逃げる熱の約58%が、窓などの開口部からとされています。壁や屋根は断熱材でしっかり包めますが、窓はガラスとサッシでできているため、どうしても熱の出入口になりやすい部分です。窓の性能を上げることが、暖かい家への一番の近道です。
一般的に言われる窓の性能とは・・・
| サッシ × ガラス | 断熱性の目安 | 結露 |
|---|---|---|
| アルミ × 単板ガラス | ★☆☆☆ | 起きやすい |
| アルミ樹脂複合 × ペアガラス | ★★☆☆ | ふつう |
| 樹脂 × ペアガラス(Low-E) | ★★★☆ | 起きにくい |
| 樹脂 × トリプルガラス(Low-E) | ★★★★ | かなり起きにくい |
※ ★は一般的な傾向を示す。実際の性能は製品ごとに異なります。
アルミは熱を伝えやすい素材のため、冬の朝にサッシが結露で濡れてしまうことがあります。樹脂サッシや複層ガラスにすると、窓まわりのひんやりした冷気や結露が大きく減ります。
全部の窓を最高性能にしなくていい
窓は性能が上がるほど価格も上がります。大切なのは、どこにお金をかけるかの見極めです。
- 南の窓:冬の低い日差しを取り込む「天然の暖房」。庇で夏の日差しはカット
- 北の窓:熱が逃げるだけになりやすいので、数や大きさを絞るか性能を一段上げる
- 東西の窓:眺めや採光の目的をはっきりさせ、必要な分だけに
STYLIA HOUSEの考え方
インスタで見つけた「大きな窓のあるリビング」の写真を見せていただくことがあります。そのときは、すぐに同じ大きさの窓をご提案するのではなく、「この写真のどこが一番好きですか?」とお聞きします。
すると、窓の大きさそのものより「庭の緑が見えること」や「床に落ちる光」が好きだった、ということがよくあります。それなら、南に大きな窓を一つ構え、北は小さな窓で緑だけを切り取る。窓を減らしたぶん、その一枚の性能を上げる。そうすることで、好きな景色と冬の暖かさの両方を叶えることができます。
窓を全て高性能にする!だけでは冬:暖かい、夏:涼しいお家にはなりません。この地域の四季を知った弊社にご相談ください。
よくある質問
Q. 今の家の窓が寒い場合、新築ではどこに気をつければいい?
昔はシングルガラスが殆ど。
サッシの素材とガラスの枚数を確認しましょう。樹脂系のサッシと複層ガラスを選ぶだけでも、体感は大きく変わります。
Q. 吹抜けや大きな窓があると暖房費は高くなる?
窓の性能と配置、空調計画をセットで考えれば、大きく上がることはありません。設計の段階でご相談ください。
STYLIA HOUSE(スタイリアハウス)は、宮城県白石市を拠点に、県南エリアから名取市まで、建築家とともにつくる注文住宅を手がける工務店です。保存している「好きな窓」の写真があれば、ぜひお気軽にご相談ください。